2008年4月21日月曜日

母の手技、マッサージで母乳はでるか?

Nostalgia Travel
母「タカシ、カマドの鉄ビン持ってきて。それと洗面器もだよ・・・・」。私「うん」

Great Mother
我が家の台所(4畳程度)は、母屋(半分はマデヤ=農業用納屋)からのヒサシだが、屋根も壁もワラで覆い、床は土間だった。

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その台所に、鋳物製のカマドが二つあった。一つは炊飯用のカマドで、もう一つは少し小振りにできたカマドで、味噌汁や湯沸かしに使うものだった。

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カマドは台所の中央付近に置いてあるが、火災を避けるために母屋の土壁を背にして置いてある。台所の出入り口を出ると、我が家と大家の家との間に幅1.5メートルほどの短い通路が、庭に続いている。

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台所のワラ壁は燐家との生け垣に続く境だが、出入り口の右端に畳み半畳ほどの「石製の洗い場」があった。その洗い場は、食器、野菜、洗米、洗面はもちろん、当時は裸足で歩くことが多かったが、その足を洗う事もあった。まさしく、なんでも洗う、洗い場だ。

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この農村地域は今でもだが、下水などないから洗い場から流した水の行く先は、1メートルほど掘った穴から自然浸透するのを待つだけだ。当然、夏などは腐った水にボーフラがワキいて、蚊の発生源となる。

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梅雨時などは、その水が溢れて二件の燐家の通路に溢れ出すが、その通路も採石さえ引いていない、土がむき出しの通路で、溢れた流し水を気にも留ず自然浸透を待つだけだ。その洗い場に陶器の洗面器は置いてあった。

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私は、その姑と並んで台所の「出入り口」に居たから、まず洗面器を母に渡した。
洗面器を受け取った母は、姉と並んで座っていた妹(当時4才)に「サチ。アンちゃんのところへ行きな」と言い、妹の手を私に渡した。

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姑が「サッちゃん、大きくなったなー。おばちゃんと一緒にイッペ」と妹の頭を撫でながら、妹の手を握ってくれた。「妹は何が始まるんだろう」と少し緊張した顔だったが、温和しくその姑の手にツナがった。

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鉄ビンは、鉄製のヤカンだからかなり重い、その鉄ビンに1リットルほどの熱湯が入っている。昼食に使ったカマドのオキ火で鉄ビンは沸騰している。

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